「コンクリート養生管理クラウドサービス」販売開始のお知らせ

スリーフィールズ株式会社は、2025年2月8日より映像クラウドサービス「TStockerクラウドサービス」の拡張機能として「コンクリート養生管理クラウドサービス」を販売開始いたしました。
コンクリート養生管理
コンクリート養生とは
コンクリート養生とは、コンクリート打設後に適切な環境を維持し、硬化・強度発現を促進するための管理プロセスです。温度や湿度の変動を抑え、適切な水分を保持することで、クラックの発生を防ぎ、品質の高いコンクリート構造を実現します。

コンクリート養生の管理の重要性
通常の建築工事では5日~7日間の養生が推奨されますが、季節要因・気温やコンクリートの種類によって調整が必要といわれております。特に冬場の大型構造物の場合は、より長めの養生期間を確保するのが一般的といわれております。
また、適切なコンクリート養生を行わない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。
- クラックの発生による耐久性の低下
- 強度不足による構造物の品質低下
- 環境要因(気温変化、乾燥等)による施工不良
これらのリスクを軽減するために、数日もの間、精密な養生管理が求められる重要な工程なのです。
「コンクリート養生管理クラウドサービス」
コンクリート養生管理クラウドサービスの概要
スリーフィールズ株式会社が開発した「コンクリート養生管理クラウドサービス」は、映像クラウドサービス「TStocker」と連携し、コンクリート養生の状況をリアルタイムで監視・管理できるシステムです。
本サービスでは、コンクリート養生マットの内部に温湿度センサー「おんどとり」を設置し、温度・湿度を継続的に測定します。加えて、ネットワークカメラを利用して、養生マットが風などでずれた際の動体検知機能で関係者に通知したり、施工状況の映像を取得・保存し、養生状況の可視化を実現します。さらに、映像データとセンサーデータを時間軸に沿って同期させることで、より精度の高い養生管理が可能になります。

主な機能
- 温湿度管理:温度センサーで計測したデータをクラウドに保存し、養生の適正管理を支援
- 映像監視:ネットワークカメラによるリアルタイム監視と映像データの保存
- 動体検知通知:養生マットのズレなど異常を検知し、関係者に自動通知
- タイムラプス機能:映像データによる作業履歴を短時間に可視化
コンクリート養生管理クラウドサービスのメリット
本サービスを導入することで、以下のようなメリットが得られます。
- 施工品質の向上
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温湿度データと映像を活用し、適切な養生管理を実施することで品質の安定化を図れます。
- 作業効率の向上
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遠隔監視が可能なため、現場への頻繁な訪問が不要となり、作業の効率化が実現します。
- 安全管理の強化
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映像記録と動体検知通知機能により、不測の事態にも迅速に対応できます。
- 電子納品対応
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クラウド上に蓄積されたデータは一括ダウンロードが可能で、電子納品にも対応しています。
価格
本サービスの導入費用は個別見積となります。詳細な価格や導入プランについては、お問い合わせください。